なにかと話題になる待機児童問題ですが、2016年選挙を控えたこの時期に、公約ネタだと言わんばかりに保育福祉に対しての意識が向いてますね。
ブログをきっかけに問題が炎上しているのを見ると、インターネットってやっぱすごいなっておもうんですが別の話。
保育士を取り巻く問題はとても多くあり、給与が安いという問題から、モンスターペアレントの対応に時間がとられてしまうなど、待遇以外の問題もとても多いわけです。
こんなタイミングで保育士に就職が決まる学生たちのことを思うと心が痛い。
うちのまわりにも保育関連の専門学校がありますし、そもそも子供がすきじゃないとメンタルやられて続かないジャンルのお仕事なので、真剣に取り組む人が多いんだとおもうんですが。
保育関連の規制緩和や問題
- 幼稚園・小学校教諭を保育士に活用
- 給料安や休み少ないなどの待遇面
- 土日の保育対応の人員や経費
- 保育施設の設置要件の制限
- 朝夕の時間帯の人員減らしてOK案
- 認可・非認可の格差
- 預ける側のワーキングプアでお金がない
- 都市圏の保活のむずかしさ
ちょっと考えただけでも取り巻く問題は多いです。
保育の事件・事故も続いてるなかでの現実
2014年3月に起きた2歳児が亡くなった富士見市ベビーシッター事件や、2014年11月の園児を放り投げてケガさせた事件も記憶に新しい。
仕事をするためにはやっぱり赤ちゃん・こどもを預けないといけない場面もできてくるわけで、そこにはお金だったり審査だったりがあるわけで。
本来「保活」なんて言葉って使われちゃまずいはずなんですよね。保活って言葉が使われる時点で、皮肉だと思うんです。
保育関連の事故って増えてる(むしろ過去は報告されてなかったように思うけど)というデータは出ていますし、ひとつの施策ですべて回ることはないはず。
女性は就職を意識するなら保育福祉に焦点を
学生のときはイメージつかないかもしれないけれど、大学生のうちから将来的な考えをもって、就職活動したほうがいいですよね。
医療関連・病院施設なんかは保育施設が併設されていたり、院内保育園があったり、育てながら働くという体制ができている大手企業が増えてきました。
アートチャイルドケアという会社のように、院内保育園や企業内保育所をつくるという事業をしているところもあります。その会社で働く女性、看護師のサポートに直接的になるのは素晴らしいことだと思います。
化粧品関連など女性メインの職場も、出産・産後の復職してもらう率をあげるために保育関連施設をつくるところも増えてきているはずなので、もっと一般企業に浸透して欲しいですね。
そうしたらきっともっと事件・事故も減る・・・かな。