今さらだけど妊娠や出産について情報収集をしなおしている邦hicoです。こんにちは。葉酸サプリのことを最初に嫁さんと話していた時、やっぱり出てきたのが「はじめてだから葉酸が何者なのかがわからない」ということ。
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葉酸は赤ちゃんの血液や身体の細胞になる栄養素
葉酸(ようさん)というのは、ずばり、水に溶けやすいビタミンBのひとつです(ビタミンB9)。この葉酸はとても水洗いや加熱処理により、失われやすい性質があります。
この葉酸はビタミンB12と一緒に母体の血液のなかで赤血球の生産を助ける「造血ビタミン」になります。もちろんお母さんの身体と赤ちゃんの血管はつながっていますので、赤ちゃんの血液を造るために必要だと言われるとイメージしやすいですよね。
他にも葉酸はタンパク質や核酸と作用し、赤ちゃんの細胞をつくったり、再生を助け、結果的に身体の発育を促すビタミンになります。
葉酸が赤ちゃんの「血液や身体の細胞」になる栄養素だと考えると、妊娠したママとしてはぜひとも意識してでも摂取したいビタミンだな、と思いますよね。
また、赤ちゃんのために「造血ビタミン」をとられてしまっては母体のほうのビタミンBも不足します。そのため、妊婦さんにはこの葉酸がどうしても必要なんです。
先天性異常のリスクを減らすために必要なビタミン
妊婦さんにとって、もうひとつ、葉酸を摂ってほしい大きな理由があります。というのもこの葉酸が妊娠したママに必要な栄養素だと言われるきっかけになったのが、「二分脊椎症(にぶんせきついしょう)」と「無脳症(むのうしょう)」というふたつの病気です。
ここで、妊娠しているママにはぜひ知っておいてほしい赤ちゃんの「先天性の病気」の話をします。
先天性というのは「生まれつき持っている病気」のことですね。治るものもありますが、そもそもの胎児の発達の問題でもあるのでよく学んでください。
ざっくり言うと、二分脊椎症は、背骨の成長が不十分で骨が分裂してしまう病気。無脳症は脳(頭部)の発達が不十分のまま形成されなかった状態です。
この病気の説明だけでピンときましたか?
そうです。世界の医学の研究により、最近、葉酸が足りないと、このような先天性異常による病気が発生する確率が上がることがわかっています。
厚生労働省が推奨「1日に400マイクログラムの葉酸摂取」
ただでさえ少子化の時代です。これから生まれてくる赤ちゃんに先天性の病気が発生しないよう、日本の厚生労働省が2000年に「赤ちゃんのために葉酸を積極的に摂りましょう」という推奨案をだしました。
葉酸摂取の具体的な指標として、1日あたり、400マイクログラム(400μg)以上という形です。
詳しいことは、下記の発表資料にまとめられてます。(が、とてもむずかしいことが書いてあるので読みたい人は検索してみてください)
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1212/h1228-1_18.html
いつか後悔したくないから
特にここ25年間の統計情報によると、先ほど書いていた先天性異常のひとつ「二分脊椎症」については発生率が二倍近くになっているということがわかっています。
若い人の食生活がひどい、というのは平成になってからとてもニュースとかで言われるようになりましたよね。自然食品や野菜を取らず、ジャンクフードが多かったりする人は赤ちゃんができる前から少し気をつけたほうがいいのではないでしょうか。
妊活している人も必携サプリになってきている
妊娠したばかりの妊婦だけではなく、妊娠を考えているひとも、この葉酸サプリは必須になってきています。Googleの検索の回数が出るデータ(Googleトレンド「葉酸サプリ」)を見てみましたら、2013年ごろからぐいぐい数が増えているのがわかります。
このデータは、それだけ赤ちゃんのために、「葉酸を摂るのが必要なんだ」ということが認知されてきたというれっきとした証拠になるでしょう。
二人目の時は早めに飲む習慣を
僕の場合は嫁さんと一緒に生活するようになってからは、いわゆるコンビニのインスタント食をできるだけ減らして、自炊を心がけるようになっていたので、(この記事を書いている時点では妊娠16週目です)今のところ悪い不安は無いです。
ですが、葉酸そのものや葉酸サプリというものを知ったのは、もう妊娠5週目に入ってからだったので、次の二人目を作りたいね、というころには旦那である僕も一緒に葉酸サプリを飲もうかと思います。
健康な赤ちゃんの身体は、妊娠するずーっと前から日々の
夫婦の食生活のなかからもう始まっているんですよね。母体の身体のなかで作られる細胞や血液、考え始めちゃうと、もう今日から栄養に気をつけたほうがいいなって思っちゃいますよ。